絶滅したはずの鳥、
タスマンアオツラカツオドリが名前を変えて生きていたことがわかった。骨格とDNAについて調べた結果、近縁種と推定されていたアオツラカツオドリとまったく同一の種であると判明したという。
最初の悲劇が訪れたのは12〜13世紀のことだ。オーストラリアの東に位置するノーフォーク島に移住してきたポリネシア人が手当たり次第に捕獲したので、絶滅寸前にまで追い込まれてしまった。

だが彼らは絶滅してはいなかった。わずかな個体数ながらその後500年もの間、ロードハウ島に生息していたのだ。ロードハウ島は、ノーフォーク島とオーストラリアの間にある小島だ。
研究者の間ではかねてから、絶滅したはずのタスマンアオツラカツオドリと、北タスマン海北部に現生しているアオツラカツオドリは近縁種なのではないかと推測されていた。この2つの種は、オス、メスともに体型が類似している上、どちらも翼が長いのが特徴だ。